蝋燭朗読中目黒

2014年6月27日 金曜日

脚本家の坂元裕二さんの朗読劇に、キャンドルの演出させていただきます。



中目黒表



今月、赤坂の草月ホールにて公演された同じ演目の朗読劇は照明を印象的に使いながらの回でしたが、今回の公演では、キャンドルの灯りのみを使って演出します。

ステージになじみ、話に溶け込み、話し手さんに溶け込みつつ、絶対無二の貴重な空間になる様に、スタッフの皆様と作っていきたいと思います。



中目黒チラシ裏



◉蝋燭朗読中目黒◉


キャンドルの灯のゆらめきの中で坂元裕二の世界が無限に広がる。


【不帰かえらずの初恋、海老名SA】

男のもとに初恋の女からの手紙がふいに届いた。
東京に向かう高速バスの車中で書かれた手紙だった。
わたしは東京で結婚し、
その相手はこのバスの運 転手ですと書いてある。
しかしその手紙が届いた頃、男は既にあるニュースを目にしていた。
“東名高速道路高速バスの横転事故。死者8名。運転手は 逃亡中”
生き残った女は婚約者である運転手の行方を捜しはじめた。
男もまた女を救おうとしていた。
二人は再びあの海老名サービスエリアで交錯する。
幾つかの悲しみの川がより深い悲しみの海に流れ込む。


【カラシニコフ不倫海峡】

平凡な夫婦だった。
ある時妻がアフリカへ地雷除去のボランティアに行くと言い出した。
数ヶ月後、妻は少年兵の持つカラシニコフに撃たれて死んだ。
男が悲劇の夫として注目を浴びた時、見知らぬ女から手紙が届く。
“あなたの妻は生きています。アフリカの地でわたしの夫と暮らしています。
わたし たちは捨てられたのです”
男は真偽を確かめるため、女と待ち合わせる。
互いの伴侶が密会
を繰り返していた円山町。
ホテルの名前は、『カテドラ ル』。
残された男と女が今、雑居ビルの谷間の海に溺れてゆく。
【脚本・演出】

坂元裕二(『Woman』『Mother』『最高の離婚』『それでも、生きてゆく』他)

【出演日程】

2014年7月29日(火)~8月1日(金) 全9回公演
7月29日(火) 13時/16時/19時 「不帰の初恋、海老名SA」風間俊介×臼田あさ美
7月30日(水) 15時/19時   「カラシニコフ不倫海峡」三浦誠己×中村優子
7月31日(木) 15時/19時 「不帰の初恋、海老名SA」タモト清嵐×岸井ゆきの
8月1日 (金) 15時/19時 「カラシニコフ不倫海峡」川口覚×ハマカワフミエ

※未就学児童入場不可
※開場は開演の30分前です

【劇場】

ウッディシアター中目黒
東京都目黒区上目黒2-43-5 キャトルセゾンB1F

東急東横線 日比谷線乗り入れ 中目黒駅下車 徒歩8分


【料金】

前売券  3,500円(全席自由席・税込)
当日券  3,800円(全席自由席・税込)

【チケット】

2014年6月21日(土)発売
MAパブリッシング オンラインチケットサービス
※リンク先は、別サイト『カンフェティ(公演チケットサイト)』内のページとなります

予約後すぐに、お近くのセブン-イレブンでチケットを受け取れます。
代金はチケット受け取りの際にセブン-イレブンでお支払いいただきます。

カンフェティ チケットセンター
0120-240-540(平日10-18時)


坂元裕二(脚本家)

1987年、第1回フジテレビヤングシナリオ大賞を19歳で受賞しデビュー。2008年、「わたしたちの教科書」で第26回向田邦子賞受賞。2010年、「Mother」で第19回橋田賞など受賞。2011年、「それでも、生きてゆく」で芸術選奨新人賞など受賞。2013年「最高の離婚」で第76回ザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞受賞。その他最近の主な作品は、「Woman」、「モザイクジャパン」、「おやじの背中」など。


高橋成彰(キャンドルアーティスト)

吊り下げた球体のキャンドルや植物を使い、立体的で宇宙的な空間を創。10年間の欧米車のカスタムカー制作の経験を経て、2010年より活動を開始。屋内外のイベントやフェスにおいて、植物やジオデシックドームを使ったキャンドルでの空間デコレーション。EXILE ATSUSHI・辻井伸行による「それでも、生きてゆく」のMVでのLIVEアート制作。映画「魔女の宅急便」でのキャンドル演出を担当。


【お問合わせ】

MAパブリッシング 03-5725-0233

【スタッフ】

照明:鈴木雅貴/キャンドル演出:高橋成彰 Greenbecks
演出助手:松森望宏/舞台監督:南部正憲・岸川卓巨/絵:平野淳/宣伝写真:菊池修/宣伝美術:古谷哲史

【主催・企画制作】

MAパブリッシング、ユロ


【オフィシャルサイト】

http://www.ma-field.com/map/rousokuroudoku