木工
2011年5月12日 木曜日
デザインフェスタを含めた今後のイベント出展のためにディスプレイラックを作った。
テーマは「テキサスの小屋」
男の子がついグッときてしまう様な少しさびれた雰囲気を作ろうと、アンティーク屋さんに古い木材を買いに行ったのだが、味の出た古材は予想以上に値が張り、結局近所のホームセンターで材料を揃えた。
とはいえ、ホームセンターの木(SPF材)をそのまま使っては綺麗すぎるし、安っぽいので、いろいろとアンティーク加工をする。
まずはラックの背面に使う木を、作る。
新品のSPF材を、バーナーの火で炙って、木を痩せさせてみる。
そして、ナタやノミ、ハンマーなんかで、適度に傷をつけて、ヤスリで削って自然になるようになじませると、、、
なんだかそれらしい。。
木目も出てきた。
ここで下地としてウォールナットのステインを塗る。
ステインが乾ききらないうちに、厚木の「Gallupさん」で買ってきたアメリカ製の白いペンキを塗りこむ。
この白いペンキに、質感を期待して、思いつきで砂を混ぜてみた。
ペンキが固まった所で、ヤスリで適度に削る。
すると、、
イメージ通りのさびれたペンキの壁に仕上がった。
うっすら下地が溶け出て、ピンクに染まってしまった部分も、とてもリアルに感じる。
続いて天板。
途中までのアンティーク加工は一緒で、今度はワックスで仕上げる。
英国で150年の歴史を持つ、「BRIWAX」というものを使ってみる。
布を使ってワックスを塗りこんで、乾かして、ブラッシングして、布で磨いてやると、
これはいい味が出る。
ナタや蚤でつけた傷もかなりリアル。
さすがは英国王室御用達の高品質ワックスだ。成分はミツロウだった。
しかし、SPF材ばかりだと寂しいので、いろんな種類の端材を買ってきて、加工する。
これらの天板を、白木に取り付けて、
足の部分は真っ白で寂しいので、さりげなくグリーンベックスのステンシル。
といった感じで、自分なりのテキサスを演出。
もうちょっと手を加えるけど、やっぱりキャンドルを並べてディスプレイが完成なので、早くキャンドルを並べてみたい。
デザインフェスタでは、このラックを使います。
どうぞ、ビッグサイトまでお越し下さい。
デザイン・フェスタvol.33@東京ビッグサイト
ブースナンバー「C-183」
2011/5/14(土) 15(日)
11:00~19:00