3.11~ peace on earth ~@日比谷公園

2012年3月13日 火曜日

週末の土日、3月10日と11日、日比谷公園で行われた、東日本大震災市民の集い「ピースオンアース」に参加をさせていただきました。



今回は「Greenbecks」としてのキャンドルのブース出店に加え、イベントのボランティアスタッフとしての参加となりました。

まさかの雪の降る中、早朝より会場のテントの設営からはじまります。
いつものボランティア仲間と一緒に作業作業。



みんなでワイワイやると、雨とか雪とか寒いとか、あんまり気にならなくなります。

これって何回かボランティアをやっていて感じる事なのだけど、結局ボランティアってお金の発生する仕事でもないし、頑張っても頑張んなくても誰もなんにも言わない。基本的には個人の自由。
でも、「やりたい!」「役に立ちたい!」っていう人達だけが集まっている場なので、結局は全員がモチベーションの固まりみたいな人達で、誰しもが自発的にモノを考え、より良いほうへと動かすべく行動をします。そういうやる気な人達に囲まれて時間を過ごす事で、いろんな気付きも見つかります。



今回Masaは、キャンドルのワークショップのチームを担当をさせていただきました。

オーストラリアのピュアなミツロウを扱う「ワイルドツリー」さんのミツロウを使い、すごくシンプルでかわいいキャンドルを作ります。ワイルドツリーさんは当日気仙沼に火を灯しに行っているので、連動企画として東京のお留守番役を承った形です。

この企画のためにワイルドツリーの平賀さんに初めてお会いしたのですが、人柄も素敵で、ミツロウへの情熱もまた微笑ましいほどでした。優しい笑顔とゆっくりな話し方も平賀さんの扱うミツロウキャンドルそのものだなと思えてしまいます。

今回ボランティアは初めてだけど、震災をうけ、何かできる事をと、集まってくださった皆さん。



真剣に、でも一緒に楽しみながら活動をすることができました。

皆がそれぞれに思う事があって集まっていました。

考えは人それぞれだけど、核となる思いは皆同じ。

日曜日の3.11には、日比谷公園に45000人の思いが集まりました。

会場では様々なプログラムが進行する中、いよいよその時が近づきます。

14時46分
黙祷

祈りと無の一分間

祈るってなんだろう

数万人が同じ場所で、同じ気持ちで祈る

その最中、パワースポットに行った時の様な不思議な感覚をもらう。
背中から押される様な、ジワンと痺れをともなうあの心地よい感覚。

この地球上で、何億人の人が同じタイミングで祈ったんだろうか。

とても清い、確かな何かの力が生まれていたんだと思う。

すごい。

祈りって、ホントに力があるんだね。

Masaがここにいる理由も、火を灯すため。

火って、やっぱりこういう時は、必ず灯すべきだと思う。

日本でも、中国でも、アメリカでも、ヨーロッパでも、アフリカでも、本気で祈りを捧げる時は、必ず火を灯す。

それは、宗教や言葉、人種を越えた、「真理」なんだと思う。

その火に添える花は、やっぱり今回も「桜」を選びました。





そして桜と共に灯した火を、たくさんの人とシェアをすることができました。





ひとつの手の中の灯りと温もりを、もうひとつの灯りと温もりへ





火をシェアして、ひとつひとつ増えていくたびに、その人の表情もぱぁっと明るくなります。





手の中が、明るく、暖かくて、

その炎のゆらぎはまるで生き物の様で、

風が吹くと消えてしまうから、手で押さえたり、そっとそっと。。



それでいいの



それがいいの



ボランティアスタッフの仲間達の写真も、



テントチーム隊長



インフォチーム隊長



今回の全ての写真を提供してくれた、フォトグラファーのshoくん



同じキャンドルチームだった皆さん

この3月11日という一周忌にあたる特別な日に、皆で時間と空間と、追悼の想いを共有できて本当によかったです。流れる時間の中に、なにか印をつけた様な記憶が残ります。

時が流れ、復興が進むにつれ、ニュースや新聞からは少しずつ被災地の様子が見えにくくなりがちでしょう。引き続き、今までのように、皆ができる事を少しずつでも続けていけたらと思います。

今回、事前告知はしておりませんでしたが、「One candle for two lights」と題し、今回販売をさせていただいたキャンドルと同じ数のキャンドルを、被災地石巻に送らせていただきます。詳細の送り先は後日また改めてご報告をさせていただきます。

キャンドルのブースをはじめ、日比谷公園に足をお運びいただいたたくさんの方々、運営&ボランティアスタッフの皆様、出演者の皆様、ありがとうございました。

東日本大震災で犠牲となられた方々に追悼をすると共に、被災地で避難生活をしておられる34万人以上の人達へ、
一日も早い復興をお祈り致します。

ピースオンアース
http://www.peaceonearth.jp/

写真 :sho hiratsuka
http://sho.suichu-ka.com/

桜 :ネノウワサ
http://nenouwasa.com/

ミツロウ :ワイルドツリー
http://www.wildtree.info/