光のドーム@愛媛県民文化祭

2012年11月20日 火曜日

愛媛県松山市での県民総合文化祭で、キャンドル「光のドーム」を制作させていただきました。



今回のドームは、地元の高校生9名を含んだチームでのライブ制作でした。

ドームへのキャンドルの吊り下げ作業もライブなら、吊り下げるキャンドルもその場で作りました。



高校生と一緒に制作ができる機会もあまりないので、いろいろと質問をしてみました。



いまどきの高校生の「夢」



Masa自身も高校生の時に夢がありました。

それを、高校の卒業アルバムにはっきりと書いたのですが、メカニックをやっていたときも、キャンドルアーティストとなった今もそんなにブレずにここまでの人生をやっている気がします。

当時の自分が描いた夢は「こうなりたい」という夢ではなくて、「こう生きていきたい」という生き方に対しての夢だったので、それこそゴールなんてないのですが。。

ライブ制作は、もちろん時間との戦いで、自分で作りながら周りも見て、教えて、指示して、というのはなかなか難しいもので。。
このへんはまわりの皆さまにいろいろと助けていただきました。



2人くらいでやると2日間くらいかかる500個のキャンドルのドームへの吊り下げ作業も、15名を越える人数でやると、あっという間に出来上がっていきます。



ドームは広場の真ん中に設置しました。

当初は、街灯などの光の少ない箇所への設置を予定していましたが、このひめぎんホールは実に立派な建物でした。

このひめぎんホールは、代々木第一体育館や東京都庁、広島平和記念公園など、数々の印象的な建築物を世に残してきた「丹下健三」の建築でした。



現地で、はじめてこの素敵な会場を見て、このホールをバックに設置させていただく事になりました。

18:30に点灯開始。

ドームの制作に関わってくれたみんなで、火を灯すことができました。

高校生のみんなも、ずっとサポートしてくれたテレビ愛媛の人達も、イベント中忙しくて全然会えなかったプロデューサーの光田さんも、アシスタントのマミさんも、富山からドームテントを作りにきてくれたマサシさんも。



天候にも不安があった当日も、前日も、皆が最善を尽くそうと動いてくれているのをヒシヒシと感じました。

本当にありがたく、うれしいことでした。



ドーム下部には円柱のキャンドルと、それにあわせて7枚の鏡を置いています。



モネの睡蓮に描かれる水面には遠く及びませんが、鏡や水面に写る光、これからもどんどん研究していきたいです。



今回は出口と入り口のあるトンネル形式になっています。



今回も使用している約500個の吊り下げた丸いキャンドルは「菜種油」を使用したキャンドルです。
そしてこのキャンドルは、2時間ほどで自然に消えていきます。

今回のテーマは「光と希望」

これらのたくさんのキャンドルの光は、ドームの中に入った人を全方向から包み込み、光だけではなく温もりも与えてくれます。
ある程度の時間が経ち、500個のキャンドルが全て消えようとも、中心の「希望」をモチーフにした大きなキャンドルの火が消える事はありません。目に見える光が消え失せたとしても、希望の火は消してはならないのです。

等身大を越える、大きなパネルを2枚も作っていただきました。
カッコいいので持って帰りたい所でしたが、なにぶん大きすぎました。



「はたして、間に合うのか!」というパネルに書かれた文字どおり、ギリギリ8分前完成という感じでした。



今回は3分くらいしか写真を撮る時間が取れなくて、写真の枚数があまりありません。

ホールの目の前の道路には何ともノスタルジックな路面電車が走っていて、2駅乗ると道後温泉駅に到着します。
あんまり近いので、松山滞在中は2日連続、朝風呂に道後温泉に行ってきました。



松山は、風情のある街で、食べ物もおいしくて、人はとてもいい人達ばかりで、大好きな街になりました。

瀬戸内好きに拍車がかかります。

今回も、いつもに増してたくさんの人達のお力添えをいただきました。
テレビ愛媛のみなさま、富士造形のみなさま、フレアーテントのマサシさん、高校生のみんな、まみさん、父母。

本当にありがとうございました。

dome tent by FLARE TENT
http://flaretent.com/