「木」を灯します

2013年4月29日 月曜日

今日は、目標というか、先日決めたことを書きます。


キャンドルを使って表現を初めて4年目になりましたが、当初立てていた最終目標にはまだ手を出せていないものの、それとは別に時間を重ねるごとにみつけた自分の1つの「道」のお話を勝手にしたいと思います。


キャンドルと火とで表現をする時によく使う「植物」
思えば初めて演出をした時も植物を使い、初めて買っていただいたキャンドルも、植物が入っていたものでした。
その後も、植物を使い続ける中で、だんだんと自分にあった道が見つかってきました。


最近の空間演出でよく使っている「吊り下げキャンドル」を、一番最初に演出をする機会があったのが、横浜の三ツ沢にある、大きなナンジャモンジャの木でした。
今現在、その大木には素敵なツリーハウスcafeが設置されているようで、あらためて新緑のこの季節に伺ってみたいと思います。


同じ年のひかり祭りでは、廃校になった学校の裏山の森の中を他のアーティストの方達とのコラボレーション演出を行いました。
その後も「もみじ」や「シラカシ」などをベースに灯すことができました。木だけではなく、鉄製のドームを使うことも増えました。


翌年2012年のひかり祭りでは「桑の木」を演出させていただきました。





全体的な桑の木の丸い形と、しなやかに垂れる枝でできるドーム状の光の半球。そのドームの中には人が立って歩けるほどの空間がありました。
自分で言うのもなんですが、本当に綺麗でした。


たくさんの人が一本の木に寄り添い、身を委ねるように、じっくりと火と木を感じていただいた事も良かったのですが、この土地に長く住む地元の方に、

「こんなにきれいになってさ、何度もこの木を切ろうかって言う話になったけど、やっぱりこの木を切らないで良かったな」

と、言っていただけた事が、何よりも嬉しかったことでした。






私は木が大好きです。

それに気がついたのは、10年前にバイクで日本一周をしている時に訪れた屋久島でした。
もしかしたら、その屋久島での滞在で、少し人生の方向が変わったのではないかとも思います。
木のこと、森のこと、環境のことを考えるきっかけになったのも、間違いなくこの体験からなるものでした。



先日、沖縄に行った時に、たくさんのガジュマルを見て、自然に「灯したい」と思いました。
枝振り、迫力、優しさ、強さ。見ていると、オスもメスもいるのが見てとれます。
他の木もそうですが何とも生き物らしく、愛らしいのです。


こういった「灯したい」と思う木に、たまに出会うのですが、これを実現させていきたいと思います。


全国各所にある、多様な地元の木。
その土地の気候があり、季節があり、その土地と木のストーリーがあったり、誰かの思い入れがあったり。
皆に愛されている木も、あまり普段目につかない木も。
都会の公園にある木でも、田舎の田んぼの畦道にある木でも、山の中の木でも。
キャンドルの火を使って木をきれいに演出をすることで、そのまわりに人が集まって、みんなで木を見て。



今年やる、来年やるとかではなく、よい木と出逢える限り、無理のない範囲で長く続けられたらと思います。
とりあえず、目標は47都道府県で、と言いたい所ですが、まずは数字は決めずに一本ずつ灯していきたいと思います。






毎日聞いているJ-WAVEでどなた出演者の方が、実現したいことがあったらブログに書くといい、と言っていたことをを真に受けて、実現したいことを書きました。

追伸
ここに素敵な木があります、という情報、随時募集します。






Trackbacks/Pingbacks

  1. イルミネーション | Greenbecks - Candle