噴水キャンドルドーム

2013年8月8日 木曜日

広島県のピースフィールドというイベントにキャンドル演出とワークショップで参加をさせていただきました。

 

クインシージョーンズや、スタニスラフ・ブーニン、坂本龍一などの多数アーティストが共演する“World Peace Concert “HIROSHIMA” 2013 期間中の8日間、平和貢献活動に取り組んでいる企業、各種団体、NPO、NGOなど協力を得て、広島グリーンアリーナ周辺で同時開催をしていたピースフィールドは、来場者の交流を通じて、飢餓、貧困、疾病、災害、恵まれない子どもに対する取組みや地球環境問題を共有し、世界へと発信していくイベントです。

今回キャンドルの演出をさせていただいたのは、ハノーバー庭園の噴水です。

この噴水は、爆心地である原爆ドームから僅か300mの場所にあり、68年前の今頃は、全てが焼き尽くされ、まっさらになってしまった所です。

象徴となる原爆ドームは永久に保存されることになっています。

それはもちろん、ひとは、このことを永久に忘れてはいけないからです。

 

4月に下見に来た時に行った「平和記念資料館」では、もう知っているはずの原爆の悲劇や、核のこと、ヒロシマのことを改めて良く知る機会になりました。

戦争に興味があろうが、なかろうが、全ての人々に一度は行ってもらいたい場所だと思いました。

例えばもし、日本国民全員が同時にこの資料館をみて、次の日に選挙があったとしたら、選挙の結果はまた違うものになっているかもしれないなと想像してしまいます。

 

今日では、当たり前の「平和」ですが、この平和を得るために、どれだけの惨い日々があったか、改めて考え直す機会になりました。

 

 

 

 



 

 

直径7Mのドームの中に、直径5.9Mの噴水がすっぽりと入っています。

 



 

 

 

 



 

 

噴水の淵に並べた約100個の瓶入りのキャンドルは、来場したお客さまにワークショップで手づくりをしていただいたキャンドルです。

一緒にキャンドルドームで灯していただいた後は、ご自身にお持ち帰りをしていただきました。

 

 


 

 

現場で担当をしていただいた岡野さんと、噴水の水の高さの調整や研究は、普段はなかなかできない経験も多く、楽しかったです。

噴水について、ずいぶんと詳しくなれた気がします。

 



 

 

 



 

 

今回は噴水の上という事もあり、ドームの設置もキャンドルの設営も、全ての作業に足場を必要とし、普段よりも手間のかかる作業が多かったです。沢山のスタッフの皆様のお力や、影で支えていただいている人達の心がなければ、とても作り上げることはできませんでした。

 

 

いつも自分の特性を理解した上で、先回りをして動いてくれる最強のサクさん

新品のドームを作っていただき、他の誰にもない身体能力を存分に発揮していただいて大活躍だったカツさん。まさしさん

ワークショップの準備から、雨の中の足場制作、その他もろもろのサポート含め、縁の下を支えてくれたmamiさん

足場部材の準備や図面を協力していただいた、大之木建設の皆様、山本さん

ワークショップの運営をしていただいた西本さん

まだ桜が咲く前から一緒に準備を勧めていただいた岡野さん

遅い時間にも関わらず、沢山集まっていただいたボランティアの皆様

 

本当にありがとうございました。

ピースアーチヒロシマ


http://www.peace-arch-hiroshima.net/