鳥取藝住祭

2015年11月19日 木曜日

鳥取県の鳥取藝住祭にて制作を行ってまいりました。


日野町にある築90年の古民家がその舞台でした。



IMG_1256



今回は廃材を利用する、というテーマがありました。



鳥取の結婚式場で、結婚式にだけ使ったキャンドルや、廃材置き場や古民家の倉庫から集めた廃棄物を使いました。



IMG_1257



さすがにどうにも使い道のない廃材置き場の品々も、アート作品として使おうと思うと、面白い物がたくさんありました。



僕の担当の部屋



DSC_0350



床もぼろぼろで、壁も歪んでいています。


これを丸一日かけて床を張り替え、根太が腐っている所はその土台を作り、壁には倉庫に眠っていたと板を六枚貼付けました。


DSC_0364


壁もちょっと剥がしました。



丸一日掛けて整え掃除をし、床板にワックスをかけると、ずいぶん見違えました。




DSC_0376



使いかけのキャンドルを溶かします。


いくら結婚式の装飾物とはいえ、数時間だけキャンドル使ったあとは、捨てる、というのは、あまりにも悲しいです。


制作途中の写真はありません。


DSC_0470



今回のテーマは「雨降って、地固まる」


DSC_0471



荒廃した地に、雨が降り、陽がさして、また新しく。



DSC_0453



心が荒れ、涙がこぼれても、時がくればまた必ず陽がさし、傷は残るが、かさぶたができて痛みは引き、また新しく歩き始められる。



DSC_0489



廃棄物は、いろいろな物を使いました。

車のタイヤチェーン、トタン、酪農家の牛乳入れ、ドリル、スプリング。



DSC_0442


流木



DSC_0510


丸太のこぎり


DSC_0458


車のサイレンサー


DSC_0480


何かの台の脚、鉄パイプ、鉄筋、鉄筋カッター、ワイヤーロープ、




DSC_0446




使いかけのキャンドル、燭台



DSC_0443



白い部分は全てロウです。




DSC_0526



この古民家での展示期間は11月22日までですが、この作品は来年まで保管されます。

寒い冬の期間、雫の様なロウにひびが入ったり、割れて落ちたりする事も有ると思います。





DSC_0408



一年後、その状態からまた手を加えていきたいと思います。


皆様、お世話になりました。
ありがとうございました。



鳥取藝住祭2015
http://tottorigeiju.com