3年目のひかりのにわ

2016年12月22日 木曜日

アトリエのある西荻窪で、3年目となるイルミネーション「ひかりのにわ」を今年も作らせていただきました。



今回は公園はソメイヨシノ一本でひっそりキラキラ目ですが、その代わり公園近くの商店街の街路灯に４箇所だけ光を設置しました。

 



 

 

細かいところにいろいろ仕込んでおくと、子供達がそれを見つけて喜んでくれるので、キラキラものや、小鳥さんなどをあちこちに仕込みました。この商店会の若手チームで、朝市４０周年を記念して昨年作ったキャラクター「あさいちくん」のぬいぐるみがあれば使いたかったのがちょっと心残り。

 



 

今回夜だけじゃなくて、朝も昼もキラキラするように、日当たりの良い場所にミラーボールを3個使っていますが、70過ぎたおじいちゃん達がワイワイ集まってきて「キャバレーみたいでいいじゃねえか」と喜んでしました。（昔はよく吉祥寺のキャバレーに行ってたそうです。某、風呂桶屋のおじいちゃん談）。




 

何日も作業をしていると、近所の顔見知りの人、顔を知らない人、関わらず「キレイにしてくれて、ありがとう」と声をかけていただけます。

 



 

これ、幸せすぎます。

 



 

7年前にキャンドル屋になると決めた時に、孤高のアーティストを目指すのではなく、幅広い年齢層、人種、性別に対して、ポジティブに、わかりやすく表現したい、って決めてました。

だから、公園の前を通りかかる、人が、わー綺麗と、女の子やお後も達が立ち止まってくれる中、個人的には、普通の中年の、あんまり美術的なものに興味がなさそうな人がピタッと立ち止まってぼーっと見ててくれると、やった！って思います。

 

ずっと、そういうことがしたかったんです。

 



 

キャンドルじゃない形でも表現ができると理解するための、その最初のチャンスをくれたのは、この西荻東銀座会でした。

商店会の予算を使って、こういうことを、西荻に来てまだ3年にも満たない新参者の僕に任せてくれる、商店会のおじいちゃん、おばあちゃんがたに、尊敬と、感謝の思いがいっぱいです。

 



なんか、
みんなが安心できる形は「球体」だなあと着目し始めて6年目。どうしても可愛くなりがちな球体。でも、可愛いものもいいけども、かっこいいものも作りたい。直線や鋭角なものを使うとシャープでかっこいいけど、、むむう。

いや、僕は「丸」を使ってかっこよく作りたい。

 



 

そうしてここ3年、「エッジのある丸」を目標にあれこれ作ってきました。

3年も意識してるけど、「エッジのある丸」のゴールはまだまだ見えません。

 



でも、3年前より、今の自分が好きです。

また一年、成長して来年も。