星降る森のクリスマス 2021
2021年12月25日 土曜日
軽井沢高原教会のクリスマス期間中のイベント、星降る森のクリスマスの装飾を今年も担当させていただきました。
宇宙も森も、ロマンチックも大好きな魚座の私ですが、今年も張り切って星降る森を拡大することができました。
倉庫から1年ぶりに出してきたアイテムたち。
すごく丁寧に作ってきたものたちなので、愛着もひとしおです。
今回新規製作をした220cmのクリスマスリース
コロナウィルスの感染対策として、人数制限のある予約制ということもあって、なかなか予約が取りづらい状況でしたがぜひ一度、現地に足を運んでその目で、歩きながら見ていただきたいです。
キャンドルでもイルミネーションでもそうなのですが、写真より現物の方が、とても綺麗です。
写真との圧倒的な違いは、動きです。
立体的に配置された光は、視点を動かす(歩く)ことで、立体的に変化を作ります。宇宙を飛んでいるような、というと流石に大げさではありますが、立体のものはやはり生で観るしかありません。
平面のものとの大きな違いです。
今年新加わった星の小径は、シンプルなものなのですが、星が降っているような、流れ星のような光る棒の表現は、自信作です。
透明感と、内面から放射されるなめらかなグラゲーション。
もちろんハンドメイドですが、構造設計、灯体の選定、素材選び、着色、安全性、防水性、耐熱性、耐候性。
考えて、作って、テストして、ボツ、修正して、作って、テストして、ボツ、この繰り返しでしたが、
いざ、実際に設営中、電源チェックで灯ったとき、自分で作っておいてなんですが、涙がでるほど感動してしまい、思わずお手洗いに駆け込んでしまいました。
工場で一本ずつ光らせてみていたのと、森の中で並んで光っているのでは大違いです。
美しかった。
星を表現しようとすると、どうしても高い位置に配置をする必要があります。
高所作業車が使えない現場ですので、頼りになる仲間とのご縁がなければ、完成することができません。
ドシッと太い木だけではなく、頼りない細い木もあったり、美術的にどうしても難しい位置につける必要があったりする中で、7~9Mの高さで細かい作業をきちんとやってのけてくれます。
気温2度で風で揺れる木の上で、です。
ということもあり、今回の設営メンバーの半分以上は庭師さんです。
頼りになります。
そもそも、絵を描く時点で、あの人がいるから多分これはいける、という想像をしています。
関わっていただいている皆には本当にいつも感謝です
棒の長さと、球のサイズと、発光色の組み合わせがあるので、事前に準備していった配置図とパース。
教会へと続く「星明かりのプロムナード」と、ランタンツリーへと続く「星の小径」 。
別々の人生を歩んできた二人が、ここで交差するような。
そんな二つの道ができたこと、本当に嬉しいです。
最近、キャンドルのお仕事より電気を使った装飾の方が実際に多いです。
しかしながら、キャンドルを作っていなかったらきっとできなかったであろう表現と、11年間の自動車のメカニックで培った電気や、金属加工の技術が、いま、ちょうど合わさっている気がしています。
それもそのはず、現在メカニック歴11年でありつつ、キャンドル歴も11年になりました。
そういうものですね。